精子を大事に運ぶには

妊娠11
2年ほど不妊治療を続けて妊娠・出産出来ました。子供は元気にすくすくと育っています。私の不妊治療はタイミング→人工授精→体外受精と進んでいくスケジュールとなっていました。32歳とそんなに若くなかったので治療方針としては早く妊娠できるように高度治療に早めに切り替えていくという感じでした。

 

私はどうしても子供が欲しくて治療の為に必死になっていましたが、夫は仕方なく付き合っているというのが本音だったと思います。タイミングでは妊娠できず、人工授精の治療が始まり、精子を病院に提出してもらわないといけなかったのですが、病院での採精は仕事なので無理と言われました。病院と相談して家で採取して持ち込みでもOKをもらえました。ただし、精子は人肌程度の温度じゃないと生きられなくて、寒かったり熱かったりすると死んでしまうのだそうです。

 

夫が精子を採取するのは朝7時頃、それから病院へ行くまで3時間ほど小さな容器をどうやって人肌で温め続けたらいいのかな〜と…病院の方に教わりましたが、一番はブラジャーの中に挟んで温めながら持ってくるのが一番なんだそう。私が持ち込んだ精子はすぐに雑菌などの不要な物を取り除き、精子が元気に動ける様にする処理をしてもらいます。精神的なダメージをくらった不妊治療

 

その後私の子宮へ精子を注入してもらいます。その後、確実に排卵するように排卵誘発剤の注射を受け、自宅で排卵チェッカーを使い確認するように指示が出ていました。大事に大事に精子を運びましたが、実際に妊娠できたのは人工授精3回目でした。人工授精を受けると精子の数や運動率等の成績表をもらいますが、うちの場合、これはすごい!と言うほどの好成績の時に全くダメで、これじゃ妊娠は無理でしょうと言う精子の数がちょっぴりしかいなかった周期に妊娠に至りました。人工授精の場合は病院で施術を受けた後、自宅でタイミングを取るのは全然よい事だったので、それが功を奏したのかもしれません。

ハーブや温浴、リラックスして胸の内を打ち明ける不妊治療

不妊治療を初めて3年目の頃、友人から違う病院を勧められました。違う治療法を試してみたい人や長年の治療で心が折れそうな人にお勧めとのことでした。自分自身、不安や通院の疲れでストレスを感じていたので行ってみることにしたのです。

 

初診のアンケートの後に診察室に入りました。また身体を検査したり血液検査をしたりすることを想像すると気が重くなりましたが、診察が始まると私の不安は一気に消えていきました。診察というよりも、カウンセリング、いや悩み相談?または占い?という雰囲気です。40代くらいの男性医師と女性看護師がにこやかに話をしてきます。今までの通院過程には一切触れず、不妊治療で辛かったことや支えてくれる家族の話、人に言われて辛かった事、義母との関係などやんわりと質問されました。優しい笑顔と口調に心地よくなり、普段思っていても言葉にできないことを話すことができます。30分位話すとよい香りが…。

 

なんと、ハーブティーでした!良い香りに包まれながらその後30分位話し、診察は終わりです。約1時間も診察室にいたのです。この後検査が始まるのかな…とどんよりしていると、これで終了とのことでした。リラックスしたまま帰宅しゆっくりとぬるめのお湯につかり、身体のことはあまり心配しないようにアドバイスされました。自分の思いを吐き出しすっきりした状態だったのでアドバイス通りに過ごしました。2週間後も、またその次も同じで検査など一切なしです。

 

疑問に思い3回目の通院の時に医師に伺いました。すると先生は「多くの女性は自分を責め、自分を不良品の様に思ってしまっている、それが不妊の一番の原因です。検査に入るより大切なこともあるのですよ。」と教えてくれました。子供ができないことで自分を追い詰めてしまい、ストレスだらけだった私ですがこの先生の言葉で自信が持てました。自分は不良品なんかじゃない、と。そして4回目の診察の後、待望の赤ちゃんを授かることができたのです。ちょっと変わった治療でしたが、受けて良かったです。
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